伏見憲明「魔女の息子」

伏見さんといえば、「<性>のミステリー」ISBN:4061493493(昔、ジェンダーセクシャリティ問題の入門書として目から鱗を落としながら読んだ)など評論の印象が強かったので、小説を書いたと初めて聞いた時にはなんとなく違和感があった。


今回初めて小説を読んでみたけど、疑ってごめん、と思うくらいちゃんと面白かった。性描写がややどぎついけど必然性は感じるし、姪のキャラクター設定も小学生らしくてよかった。お母さんが魔女たる由縁をもっと読みたかったな。

魔女の息子

魔女の息子