祖父の十三回忌と祖母の三回忌。大きな年忌が重なったってことでお坊さんが張り切って、今回初めて菩提寺で執り行った。いつもお坊さんが家にきてたので、寺に行ったのは初めてだった。お坊さんも五人がかりで長い長いお経が読まれた。特に祖母は信心深い人だったので、まあいいかなとも思うのだけど、私が死んだ暁にはこんな行事はしてもらわなくてもいいな、と思った。子孫が残せてないからそもそもちゃんと供養されるかどうかもあやしいところだけど。


三回忌までは毎年何かしら行事があって、それから七回忌まではしばらく何もない。これまでしばらくは何かしら祖母のためにしてきたけど、何もないのも寂しい。でもそれが喪の作業というものなのかも。