午後休をとって、サントリーホールへ。パーヴォ・ヤルヴィ指揮、シンシナティ交響楽団を聴きに行く。


プログラムは、バーンスタイン:ディヴェルティメント、ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン)、休憩を挿んで、ラフマニノフ交響曲第2番。アンコールは、シベリウス:悲しきワルツ、バーンスタイン:「キャンディード」 序曲。


おめあては、ツィメルマンのラプソディ・イン・ブルー。大好きなラプソディ・イン・ブルーを、ツィメルマンが弾くなんて、とずっと楽しみにしてた。もーう、素晴らしかったよ!!!泥くさいシンシナティのオケと、ツィメルマンのかっちりしたピアノの音のコントラストが面白くて。ツィメルマンもノリノリで、いつものガーシュインのプレリュードをアンコールに弾いた。あー、いいものを観た。


シンシナティ交響楽団は面白くて、いろいろ衝撃的だった。

  • 開演前に、ステージ上で各々音出し、曲をさらっている。
  • しかも、最後のアンコールで演奏したキャンディード序曲をさらっている。
  • 開演前に、パーカッションの人たちがステージ上で記念写真を撮っている。
  • 他の演奏者も、俺も俺もと胸元からデジカメを出し、更に写真を撮っている。
  • ステージ上に楽器ケース持ち込み。
  • のみならず、リュックサックを持ち込み。入れ替えのときは背負って出て行く。

さすが自由の国から来たオーケストラ。のだめに出てきそうなラフさだった。ラフマニノフは評価が難しいけど、アメリカンな曲はお手のもので、バーンスタインのディヴェルティメントって、初めて聴いたけどすごくチャーミングな曲。


お客さんもなんだか不思議な人が多くて(拍手やブラボーが早かったり)、面白い演奏会だったなあ。


終演後、向かいのオーバカナルでステーキフリット食べてたら、ラストオーダーが過ぎた頃に御大ツィメルマン来訪。あっさり追い返されてた。もう、言ってくれたら席とっておくのに!好きなの食べてってごちそうするのに!むしろうちでご飯作るから来たらいいのに!と友だちと残念がる。