「ライ麦畑でつかまえて」も「長いお別れ」も好きだったけど、そこまで思い入れはなかったので、新訳は面白いニュースとして聞いた。積んだままになってるけど「ロング・グッドバイ」も持ってる。でも「ティファニーで朝食を」はほんとうに好きな本なので、ちょっと複雑な気分。印象が変わるのが恐い。すでに他のカポーティ作品も村上さんに訳されてるし、それは抵抗なく読んだけど。映画を観ていない私は、どうしてもホリーにオードリー・ヘップバーンのイメージがなくて、むしろ「うつくしい子供」(「カメレオンのための音楽」所収)で書き表されてるマリリン・モンローを思い出す。なので、私が持っている新潮文庫はオードリーが表紙なのが納得いかなくて、他の表紙のバージョンがあったら欲しいと思ってたくらいだから、ティファニーブルーの表紙はちょっと羨ましい。複雑な乙女心。
- 作者: カポーティ,龍口直太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1968/07
- メディア: 文庫
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- 作者: トルーマン・カポーティ,村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/02/29
- メディア: 単行本
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