ライ麦畑でつかまえて」も「長いお別れ」も好きだったけど、そこまで思い入れはなかったので、新訳は面白いニュースとして聞いた。積んだままになってるけど「ロング・グッドバイ」も持ってる。でも「ティファニーで朝食を」はほんとうに好きな本なので、ちょっと複雑な気分。印象が変わるのが恐い。すでに他のカポーティ作品も村上さんに訳されてるし、それは抵抗なく読んだけど。映画を観ていない私は、どうしてもホリーにオードリー・ヘップバーンのイメージがなくて、むしろ「うつくしい子供」(「カメレオンのための音楽」所収)で書き表されてるマリリン・モンローを思い出す。なので、私が持っている新潮文庫はオードリーが表紙なのが納得いかなくて、他の表紙のバージョンがあったら欲しいと思ってたくらいだから、ティファニーブルーの表紙はちょっと羨ましい。複雑な乙女心。

ティファニーで朝食を (新潮文庫)

ティファニーで朝食を (新潮文庫)

ティファニーで朝食を

ティファニーで朝食を