おとといは嵐の中、王子ホールへタローとトロティニョン、の弾くピアノを聴きに行った。トロティニョンは初めて聴いたけど、ジャズに分類されるピアニストらしく、ラモーの曲をアレンジしたり、アンコールではスカルラッティソナタをタローがきっちり弾いた後、それをうけて即興で弾いたり。かっこよくて面白かったー。MCがところどころ入って、トロティニョンは英語なんだけど、タローは紙を読み上げながらのたどたどしい日本語で、完全に心を掴まれた。しーんと静謐なコンサートもいいけど、こうやって演奏者の肉声が聞けるコンサートもいいな。友だちに誘われて、よく分かんないけどまあ王子ホールでタロー観たいしー、くらいの軽い気持ちだったのに、想像以上に楽しくてエキサイティングなコンサートだった。タローの素晴らしいテクニックを、ルグランの冗長な曲で味わう贅沢もよかった。終演後サイン会があったので、記念に、タローのCDにトロティニョンからもサインしてもらった。驚きながらも快くサインしてくれて、更にいいやつだわーと思った。


このところ経済状況がやばいのだけど、どうせ当たらないだろうけど一応申し込んでおこう、と申し込んだチケットが軒並み当選し、楽しげな予定がたくさん並んでしまって嬉しい悲鳴。モノよりコトの方が制御が難しい。