近くに公営ギャラリーができた時、そのオープニング企画で初めてプリントを観た。それまでも本屋さんでぱらぱらめくっては、いい写真だなーと思っていたけど、ほんものの写真にはもっとずっとぐっときた。
雑然とした部屋の写真には愛が溢れてて、胸がきゅんとなる。まほさんと私はほぼ同年代、というか確か彼女の方が少し年下なのだけど、まるで一世代上の人のように感じる。
三人の家族それぞれによるあとがきがよい。特にまほさんの
自分が大きくなったことを少し申し訳なく思う時があります。
わたしが大人にならなければ。
わたしたち家族は小さな家族のままだったかもしれない。
という文章には、とても切なくなる。
- 作者: 島尾伸三
- 出版社/メーカー: オシリス
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
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