雁屋哲/花咲アキラ「美味しんぼ」15(文庫版)

掃除をしてたら出てきた。この頃の美味しんぼは、東西グラフの編集者(?)の二木さんが山岡さんを狙い、カメラマンが栗田さんを狙う、という恋の鞘当て合戦が繰り広げられているのだけど、その駆け引きは、「つき合う」をすっ飛ばして「結婚する」ことを目的としている。前時代的である。


二木さんは財閥の超お嬢様で、山岡さんの心をちっとも掴んでいないのに、おじいさま(大銀行の頭取)に「この人と結婚します」と言い放ち、おじいさまは東西新聞社に乗り込んできて「二木家の婿に迎えるからそのつもりで」と社長に言い渡す。金持ちだからってなんなんだこれは。


あの有名な山岡さんの家が出てくるのもこの頃。結構後の方になってからなんだな。

美味しんぼ (15) (小学館文庫)

美味しんぼ (15) (小学館文庫)