小森のおばちゃまの自叙伝。おばちゃまの「流れるまま」な恋愛遍歴が赤裸々に綴られていて、相手の名前も実名でばんばん出ている。性に関してもかなり具体的に書かれているんだけど、いやらしくはなくて、「この人とこんなご飯を食べて、こんなふうにおいしかった」っていう感じ。
超ぼんぼんの旦那さんとの結婚生活はかなり辛いものだったみたいだし、晩年は人に騙されてお金を取られたりもしたけど、基本的におばちゃまは周りの人に凄く恵まれている。ジェームス・ディーンの墓参りにアメリカへ渡った時も、たくさんの大物スターに気に入られてあちこちに招待されたり、難しい相手でもインタビューの約束を取り付けたり。常にもてもてだし、人を惹きつける力が強い人だったんだなあ。
文中で「とても」が「テモ」になってたんだけど、これって昔の流行語なのかな?
- 作者: 小森和子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1984/04
- メディア: 単行本
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