ドリュー・バリモア、 トッド・ゴールド「ハリウッド・エンジェル」

原題は"Little Girl Lost"。ドリュー・バリモアの凄すぎる半生。ていうか15歳までの記録。四半生ですらないかも。読みながら何度も「今この時点で何歳?」と思ってしまった。なんせ10歳からマリファナに手を出して、10代前半でアルコールと薬物の中毒症状に苦しみ、専門施設に入院、退院、再発。母親との共依存についての考察は、とても中学生の年代とは思えない。こういう本をまるごと信じちゃいけないって思いつつ、それにしても凄すぎる。


読み終わった直後に、雑誌マリ・クレールで現在のドリュー・バリモアがナイロビの貧困に苦しむ人々を訪問する記事を読んで、不思議な気分になった。ドリューの紹介に「10代の頃から華やかな話題を振りまき」みたいなことが書いてあって、あれま、と思ったり。何かと彼氏(ストロークスのドラム)の話を持ち出すのがかわいかったけど、本の中では異性に依存しすぎる傾向があったので、ドリュー、大丈夫?ってどきどきした。

ハリウッド・エンジェル―失われた少女時代を乗り越えて

ハリウッド・エンジェル―失われた少女時代を乗り越えて