高田喜佐「素足が好き」

ブクオフで105円。ハードカバーのは初めて見たけど、活版印刷?っていうくらい(印刷のことよく分からないけど)古めかしい装幀だったので、てっきり古い本だと思っていたら、1991年に出た本なのね。

彼女のおうちも会社もあった青山の人間くさい街の様子とか、洋裁の先生から詩人になったお母さまとの日々とか、逗子の海の思い出とか、着物の話とか。亡くなった後に読んだ最後のエッセイは、今年はもっと柔らかい着物を着たい、っていう話だったな、とかちょっと思い出してせつない。


素足が好き―靴があって、私がいて。

素足が好き―靴があって、私がいて。