朴順梨「離島の本屋ふたたび」

離島の本屋のその後、いつまでもそのお店があるなんてことの方が難しくなってきているし、行きたくなったらいつでも行ける、とは限らない、ということをまざまざと知ったここ三年。 離島の本屋ふたたび 大きな島と小さな島で本屋の灯りをともす人たち 作者:…

塩沢美代子、島田とみ子「ひとり暮しの戦後史」

戦争の影響で独身のまま生きていく女性が多かった、ていうのはそりゃそうかなるほど、となった。読んでてしんどくてちょっとずつ読んだ。 ひとり暮しの戦後史: 戦中世代の婦人たち (岩波新書 青版 924) 作者:塩沢 美代子,島田 とみ子 岩波書店 Amazon

田中小実昌「ほろよい味の旅」

翻訳も手がけるインテリなのにストリップに出てたり、戦後の混乱期を生きた人らしい幅の広さ。何度も同じ話が出てきたりもするけど、戦後の闇市の様子とかがめちゃリアルにわかる。 ほろよい味の旅 (中公文庫) 作者:田中小実昌 中央公論新社 Amazon

「二度と行けない台湾のあの店で」

台湾行ったことある人の方がおもしろく読めるのかな

北村薫「遠い唇」

北村薫さんの短編読みたくて買ったけど、なんかしっくりこなかったな。 遠い唇 (角川文庫) 作者:北村 薫 KADOKAWA Amazon

阿部了・阿部直美「東京商店夫婦」

家族経営の店が好きだ。帝釈天の参道にある天丼屋さんに入ったら、親子三代で賄いのお鍋を囲んでいて、いっぺんに好きになってしまった。うどん食べてたおじいさんお元気かしら。 東京で夫婦で商売をしてる方たちの話、どストライクの面白さだった。 東京商…

長嶋有「ルーティーンズ」

帯文の「藤井隆さん絶賛!」の文字につられて購入。コロナ禍の日記ね、そういうのたくさん出てるよね、という気持ちで読み始めたが、私小説のような日常の記録がしみじみ面白かった。何年か後に読んだらまた違う気持ちになるのだろうな。 ルーティーンズ 作…

本の雑誌編集部「旅する本の雑誌」

旅先で本屋に行く楽しみを知ってから、何かしら本屋に寄るようにしてるので、ちょうどいい企画だなと思って買ったんだけど、ライターの質の差が結構あって辛い。最後の方で急に三潴さんやら有山達也さんが出てきてびっくりした。 旅する本の雑誌 本の雑誌社 …

つげ義春「つげ義春日記」

つげさんって漫画描いてた時期がだいぶ短いんだな。読んでてずっとイライラする日記でさすがだった。 つげ義春日記 (講談社文芸文庫) 作者:つげ義春 講談社 Amazon

「二度と行けない神戸のあの店で」

スピンオフのはちょいちょいお店の話じゃないのが出てくるな

長谷川町子「いじわるばあさん」6

時々よくわからない時事ネタがあるな。銀行の窓口にマッチみたいなのが盛られてたけど、なんだろう。通帳かな。 いじわるばあさん 6巻 作者:長谷川町子 朝日新聞出版 Amazon

ゆざきさかおみ「作りたい女と食べたい女」1

WEBで読んでたリアルタイムのときは全然気づいてなかったけど、改めて読むとまるっきりガールミーツガールのお話だったのだなー 作りたい女と食べたい女 1 (it COMICS) 作者:ゆざき さかおみ KADOKAWA Amazon

川勝徳重「電話・睡眠・音楽」

1992年生まれなのにガロみたいな漫画だ。 今日喫茶店で手に取ったのが小西康陽さんの本だったんだけど、読んでたら最後の解説を小西さんが書いてて驚いた。 電話・睡眠・音楽 (torch comics) 作者:川勝 徳重 リイド社 Amazon

沙村広明「波よ聞いてくれ」1

ラジオ好きに勧められがちな漫画だけどまだそこまで面白さわからないな 波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンコミックス) 作者:沙村広明 講談社 Amazon

はるき悦巳「じゃりン子チエ」4

いま全巻100円になってるらしいけど、そこまで買う度胸はまだない じゃりン子チエ【新訂版】 : 4 (アクションコミックス) 作者:はるき悦巳 双葉社 Amazon

長山靖生「文豪と東京」

関東大震災の生々しいレポを夢野久作が書いてた。 文豪と東京-明治・大正・昭和の帝都を映す作品集 (中公文庫) 作者:長山 靖生 中央公論新社 Amazon

小林聡美「ていだん」

実和子実日子姉妹とか小三治師匠とか平岩紙の大人計画裏話とかいろんな人のおしゃべりが読めるの楽しい。 ていだん (中公文庫 こ 61-1) 作者:小林 聡美 中央公論新社 Amazon

室橋裕和「ルポ新大久保」

まあまあ前に出た本だと思ってたんだけど、コロナのことも取り上げてられてて、コロナ禍どんだけ続いてるんだよ、となった。 ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く 作者:室橋 裕和 辰巳出版 Amazon

柚木麻子「名作なんかこわくない」

ブックガイドとしてはよい本。 名作なんか、こわくない (PHP文芸文庫) 作者:柚木 麻子 PHP研究所 Amazon

吉田秋生「詩歌川百景」2

まだ2巻とは思えない話の濃さ。1巻読み直したい。 詩歌川百景(2) (flowers コミックス) 作者:吉田秋生 小学館 Amazon

藤井基二「頁をめくる音で息をする」

妙蓮寺でたまたま見つけた本屋・生活綴方で見つけた、古本屋dBの店主の方の本。日記入り。買うときにお店の人と話して初めてdBを「デシベル」と読むことに気づいた。 頁をめくる音で息をする 作者:藤井基二 本の雑誌社 Amazon

野呂邦暢「愛についてのデッサン」

知る人ぞ知る方なのだろうか野呂邦暢さん。なんとなく気になって買ってみた。古本屋ミステリは好きなタイプのミステリでよかった。他の短編も静謐かつ不穏でよい。 愛についてのデッサン ――野呂邦暢作品集 (ちくま文庫) 作者:野呂 邦暢 筑摩書房 Amazon

井上理津子「遊郭の産院から」

遊郭の産院の話はほんの出だしだけで、戦前から戦後にかけて、お産婆さんの仕事がどのように変わってきたか、医療や法律や、女が働くということの変遷が一人の産婆さんの歴史を通して語られているのに、タイトルが釣りっぽく感じてしまうのはもったいない。…

水本アキラ「「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」2

ずっと楽しみにしてた‪ZINE‬の第二弾。このペース、一冊目の時トークショーに行って楽しかったから、またそういう機会があればいいんだけどな。

獅子文六「食味歳時記」

句点多くね? 食味歳時記 (中公文庫) 作者:獅子 文六 中央公論新社 Amazon

藤生「parlor」1

やっと昔のもまとめて読めてうれしい 女×女のうまくいかない恋愛エッセイ parlor(1) (ウィングス・コミックス) 作者:藤生 新書館 Amazon

田村由美「ミステリと言う勿れ」6-10

今更気づいたけど、エピソードが巻を跨がないの、さすがベテランの技、なのか?? 読み始めたら一気に読んでしまった。 ミステリと言う勿れ(6) (フラワーコミックスα) 作者:田村由美 小学館 Amazon ミステリと言う勿れ(7) (フラワーコミックスα) 作者:…

藤生「ひみつのおねえちゃん」

時折差し込まれる幼少期の家庭環境がえぐすぎてちょっと引く ひみつのおねえちゃん (バンブーコミックス 4コマセレクション) 作者:藤生 竹書房 Amazon

藤生「マザーファッカーズ」

書き文字小さすぎて読み切れないかと思った、読めた マザーファッカーズ●底辺BL作家の日常● 作者:藤生 コアマガジン Amazon

和山やま「女の園の星」2

なんかこれ連載で読んだ方がおもしろいやつかもな 女の園の星(2)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing) 作者:和山やま 祥伝社 Amazon