小林秀雄 岡潔「人間の建設」

渋谷の丸善ジュンク堂で、おまけのキュンタうちわしおり目当てで。歳をとると新潮文庫の100冊はもう読んだ本と興味の湧かない本ばかりで、でもおまけが欲しいので選ぶのに苦労した記憶。

 

知識人の雑談おもしろいなーという本に立て続けにあたったのでこれも面白いかな、と思ったけどそれほどはまらなかった。

 

人間の建設 (新潮文庫)

人間の建設 (新潮文庫)

  • 作者:小林 秀雄,岡 潔
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/02/26
  • メディア: 文庫
 

 

 

山崎朋子「サンダカン八番娼館」

サブタイトルが「底辺女性史序章」。底辺女性史ってすごい言葉だな。東大の辺りを散歩してるときに通りがかった古本屋さんで購入。品揃えがいい感じだったけど何ていうお店だったか覚えてない。

 

「からゆきさん」て言葉だけは聞いたことがあって、でも実情は全然知らなかった。天草あたりの貧しい家の子どもが南方に娼婦として売られていて、しかもそれが明治時代から大正時代のことだったなんて、初めて知った。なんとなく、戦後の話かと思ってた。

 

著者のアティチュードとかいろいろ気になることはある(なんせ「底辺女性史」だし)けど、「からゆきさん」たちの血の通った記録、特に帰国後の暮らしの様子、周りからの扱いの様子まで書かれているのはよかった。

 

サンダカン八番娼館 (文春文庫)

サンダカン八番娼館 (文春文庫)

 

 



 

西村しのぶ「下山手ドレス(別室)」3

5年ぶりの続巻、薔薇の話題がほとんど。あとお洋服の話でもユニクロや無印が頻出するの、やっぱりそういう時代よねー…と感じた。

 

下山手ドレス別室 3 (フィールコミックス)

下山手ドレス別室 3 (フィールコミックス)

 

 

 

鶴谷香央理「メタモルフォーゼの縁側」1-3

市野井さんみたいに柔軟で若い人とも自然に付き合える年寄りになりたい

 

メタモルフォーゼの縁側(1) (カドカワデジタルコミックス)

メタモルフォーゼの縁側(1) (カドカワデジタルコミックス)

 
メタモルフォーゼの縁側(2) (カドカワデジタルコミックス)

メタモルフォーゼの縁側(2) (カドカワデジタルコミックス)

 
メタモルフォーゼの縁側(3) (カドカワデジタルコミックス)

メタモルフォーゼの縁側(3) (カドカワデジタルコミックス)

 

 




 

 

筒井康隆「ロートレック荘事件」

新高円寺のあゆみ書店で推されてたのを買ったんだっけな。年末年始はミステリーだよねと読み始めたけど、かなり早い段階でトリックの種類が分かってしまい、あとはあーなるほどね、となってしまった。

 

 

 

お屋敷で叙述トリック、日本が舞台なのにアガサ・クリスティぽいなと思いながら読んだ。

 

ロートレック荘事件 (新潮文庫)

ロートレック荘事件 (新潮文庫)

  • 作者:筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1995/01/30
  • メディア: 文庫
 

 

 

よしながふみ「きのう何食べた?」16

中年には沁みる内容ばかりすぎる。自分の葬式の喪主のこと、気づけば長い付き合いのこと、職場で引き受けなくてはならない役割のことなど。

 

きのう何食べた?(16) (モーニング KC)

きのう何食べた?(16) (モーニング KC)