杉江松恋/ 藤田香織「東海道でしょう!」

旅行エッセイが好きだし、藤田さんの読書日記ものが好きなので、これもと思って読んでみたのだけど、そういえば、どうにも苦手な旅行エッセイの部類があって、それは編集者と一緒に移動するやつ。手配の苦労もないのでいいとこどりみたいで楽しめない。今回のはそもそも著者二人の他の同行者がやたら多く、そのため食事も大人数で入れるような無難なお店が多く(なんならファミレスとか)、興がそがれる。ただただ歩くことだけに集中させられてるので、だいたいの話は辛い苦しいばかりになってしまうし、なんだかなーと思いつつ読んだ。

東海道でしょう!

東海道でしょう!