ひふみよ@神奈川県民ホール。ネタバレしたくない人は決して開かないでください。そしてそんな人に向けるアドバイスとしては、必ず遅刻しないこと、歌詞は復習しておくこと。ひ、ふ、ひーふーみーよ




その変わってなさにびっくりした。いやそりゃ細かい変化はあるけど、むしろ歌がうまくなってたりするけど。あの微妙に上手じゃない歌声がやはり魅力なんだなー、と2010年にして改めて思った。そしてあの笑顔とか表情とかさー。幸いにして一階6列目だったので、すごくよく見えた。もうきゅん死にしそうだった。いろいろめんどくさい人だとは思うんだ。でも、私の「めんどくさい人好き」スイッチがガチャコーン、って入った。15年前の私は、真剣に小沢健二と付き合いたいと思っていたけど、今日また同じことを真剣に思った。どうやったら付き合えるのだろうか。アメリカにいるから余計に日本語の意識が高くなるのか、「Life is comin' back」ってもう15年も歌ってるのに、「感じたかった僕らを待つ」って今更違う歌詞に変更になっても歌えないよ!「Can't see the way it' a」は「完璧な絵に似た」。伝説のドアノックダンスを踊れたのも嬉しかった。 客席の女子はボーダー、前髪率高し。そして18:30横浜開演にも関わらず、男子にもスーツ姿が異様に少ない。みんな有給か。私も半休とったけどな。そしてみんな見事に同年代だった。なんでこのタイミングでこのライブ?という疑問があったんだけど、ところどころ朗読が入り、割と社会的メッセージ性の強い文章だったので、ひょっとしてこれを読み上げたいがためにライブやった?という考えも頭をよぎったが、そのうち、この人ほんとに音楽好きなんだなーということがわかった。だからライブをやったんだな。そして最後に「愛し愛されて生きるのさ」を聴いたとき、そういえばこの人はもともと曲に朗読を挟む人なのだった、と思い出した。新曲も何曲かやった。CDとか音源化されて欲しい。シッカショ節、とかね。ほんとに、こんなに音楽を愛していて、素敵なライブをする人が、何年も活動を停止していた意味が分からない。またこのまま再開して欲しい。何が言いたかったというと、とにかくすごく印象的なライブでした。心のベスト10に確実に入る。きっと一生忘れないでしょう。「この街の大衆音楽であることを誇りに思います」。