島尾ミホ「海辺の生と死」

しまおまほさんの書くミホさんの話が大好きで、いつかミホさんの本を読んでみたいなと思ってた。で、奄美に行くことにした時、いまだ、と思って持って行った。昔の島の様子がミホさんの手でいきいき書かれていて、無邪気で育ちの良いミホ少女の姿も読んでて気持ちがいい。

文学者の妻で素敵な文章を書く人としては武田百合子さんのことを思い出すけど、やっぱり作家と結婚する人は、自身も素晴らしいものを持ってるんだなー。他の本も読んでみたいし、いつか「死の棘」にも挑戦したい。

海辺の生と死 (中公文庫)

海辺の生と死 (中公文庫)