ヘレーン・ハンフ「チャリング・クロス街84番地」

ニューヨークに住む脚本家の女性とロンドンの古書店との間の書簡が並んでるだけなんだけど読み出したら止まらなくなった。現金をそのまま送ったり、折々の記念日には物資不足のロンドンに贈りものをしたり、みんなが女性がいつかイギリスへ遊びに来ることを願っている様子とかすごくよかった。

 

主人公と著者の名前が同じだけど創作の物語と思っていたら、実話という話もあり、驚いている。こんな素敵な手紙のやりとりが実在したなんて。

 

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)