湯木貞一「吉兆味ばなし」

随分前に買ったけど、読んでる途中でご子息が有名になっちゃって、ちょっと複雑な心境に。装幀のかっこいい本で、最後に編集部から、

この吉兆味ばなしは、花森守治が生前に企画したものでございます。そして、装釘をし、あとがきを書き上げておりました。ところが、表紙が黒色のため、製本が思うにまかせず、工夫を重ねておりますうちに花森は他界してしまいました。
近頃、やっと、黒色の印刷の製本ができるようになり、このたび出版の運びになりました。そのため、あとがきもそのままにさせていただきました。

という言葉があるのがしびれる。

吉兆味ばなし (1)

吉兆味ばなし (1)