メイ・サートン「海辺の家」

メイ・サートン62歳から2年間の日記。それまで慣れ親しんだ土地を離れ、親しい人々も歳と共に喪われていく中、海辺の家で独りで生活する様子が記されている。詩人として、また女性として生きることの息苦しさ。


最近、「老いと孤独」について、どうしようもない恐ろしさを覚える。子どもの頃、漠然と「死」が恐くって、寝る前に布団の中で泣きそうになっていた時のように。私もこの先生き続ければ、どうやったって老いていくんだ。それが恐い。年々恐くなっていくのかな。いやだな。

海辺の家

海辺の家