貝島桃代・黒田潤三・塚本由晴「メイド・イン・トーキョー」

街で見かける気になる建物のガイドブック。載っているところを片っ端から実際に訪れてみたいけど、2001年に出た本だから、現存しているところは少ないんだろうなあ。まずはストリートビューで確かめたい。

メイド・イン・トーキョー

メイド・イン・トーキョー

 

 

 

宮部みゆき「淋しい狩人」

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隅田川の見えるホテルに泊まることにしたのだけど、天気予報が雨だったので、ホテルにこもって本を読もうと算段していた。何を読もうかなと選んだうち一冊は、宮部みゆきさんがこの辺りの出身らしいので、新潮文庫の100冊のおまけ目当てに買ったこの本。古本屋さんの周りで事件が起こる話なので、謎解きがはっきりしないまま終わるので、余韻が残る連作短編集だった。もう二十年くらい前に出た本なのね。

結局晴れたので散歩ばかりしていた。本は夜読んだ。

淋しい狩人 (新潮文庫)

淋しい狩人 (新潮文庫)

 

 

 

菅原正二「ジャズ喫茶『ベイシー』の選択」

ベイシーには一度だけ行ったことがある。岩手でも夏は暑くて、アイスコーヒーがおいしかった。暗い店内で大きなスピーカーの音を聴きながら、壁に書かれた著名人たちのサインを眺めてた。

この本は飲み屋でおじさんのめんどくさい話に付き合っているような内容ではあるけど、ベイシーにまた行きたいなとは思う。

 

 

東野幸治「この素晴らしき世界」

いろんな芸人さんをいじり倒していてるんだけど愛があるんだよなあ。東野さん自身も、幻ラジオ以降イメージがだいぶ更新されたな。信頼できる。

単行本で読んだけど出てこないのでKindleのリンク。

この素晴らしき世界

この素晴らしき世界

 

 



 

新井素子編「ショートショートドロップス」

新井素子さんが集めたショートショートというにはちょっと長い短編を集めた本。新井素子さんの本は中高生の頃こなり熱心に読んでいて、まえがきで久しぶりに文章を読んで、その文体の変わりなさにくらくらし、初めの二編がぬいぐるみの話だったので、ああ、これこれ…!と懐かしい気分になった。手練れの短編ばかりで短編集としても面白いんだけど、編者の個性が強く感じられる一冊だった。

 

ショートショートドロップス

ショートショートドロップス