武田百合子が闇市でチョコレートを売っていたという話からSPBSでトークショーのあとに購入。本屋さんで見かけるたびに気になっていた本だけど、アメリカ人の日本文化研究者である編者が闇市に関する短編小説、しかも積極的に知名度の低い作品を選んで編んだものだった。終戦当時の様子に苦しくなったりしながら、普段手に取らない作者の作品も読めてよかった。特に野坂昭如「浣腸とマリア」は最後の展開にハッとして読みがいがあった。
「黒井戸殺し」をこないだ観直したので、読みながら野村萬斎のポアロが頭の片隅に浮かんでた。旅先でもずっと事件に遭遇するパーカー・パインさん大変。
パーカー・パイン登場 (1978年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
食べものについてのエッセイをまとめた本。ざっかけない手料理の描写を読んでると真似したくなる。
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web連載でも読んでたのがまとまって、藤井隆さんと志磨遼平さんとのバイト対談つき。掟さんや志磨さんの当時の世間舐めっぷりと真面目すぎてどうかしている藤井さんと極端すぎる。バイトで無責任に働くやつまたやりたいなー。責任ある社員の立場とかもう疲れたなー。
おしどり夫婦の探偵ごっこのようなショートミステリ。この手の短編はあっという間に結構な規模の事件が起こって、あっという間に解決していく。
おしどり探偵 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-36 クリスティー短編集4)