向田邦子「海苔と卵と朝めし」

食べものについてのエッセイをまとめた本。ざっかけない手料理の描写を読んでると真似したくなる。

 


掟ポルシェ「男の!ヤバすぎバイト列伝」

web連載でも読んでたのがまとまって、藤井隆さんと志磨遼平さんとのバイト対談つき。掟さんや志磨さんの当時の世間舐めっぷりと真面目すぎてどうかしている藤井さんと極端すぎる。バイトで無責任に働くやつまたやりたいなー。責任ある社員の立場とかもう疲れたなー。

男の!ヤバすぎバイト列伝 (耳マン)

男の!ヤバすぎバイト列伝 (耳マン)

 

 

アガサ・クリスティ「おしどり探偵」

おしどり夫婦の探偵ごっこのようなショートミステリ。この手の短編はあっという間に結構な規模の事件が起こって、あっという間に解決していく。

 

ミズモトアキラ「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」

ユトレヒトでたまたま見かけたZINE。というには分厚い、文庫本のようなつくり。武田百合子の「富士日記」を「あきれるほど丁寧に読み解いていこうという試み」。「富士日記」はたぶん今までで一番読んだ本(次点は「細雪」)だと思うんだけど、この本では文章をひとつひとつ当時の世俗や武田家の状況などと照らし合わせながら精読していて、かゆいところに手が届くような図版も収録されていてわかりやすい。この本でまだまだこんなに楽しめるのか、というたまらない内容。まだまだ序盤までなので、ミズモトさんにはこの企画を長く続けていただいて、最後まで見届けたい。

アガサ・クリスティ「杉の柩」

そういえばタイトルの意味がわからないままだ。

法廷の場面で始まり、事件が起こった頃に時制が戻り、また法廷の場面に、というABA方式なのが珍しい。ほんの少しのほころびから一気に謎が解けるのが気持ち良かった。

 

 

河鍋暁斎記念美術館「河鍋暁斎絵日記」

くずし字読めるようになりたい、こういう絵日記の文字を読みたいんだよ。さらさらと描いた絵や文字がたまらん。描いた先から周りの人に持って行かれたの、よく分かる。私も欲しいもの。

河鍋暁斎絵日記 (コロナ・ブックス)

河鍋暁斎絵日記 (コロナ・ブックス)

 

 

 

吉田戦車「出かけ親」1

持つべきものは心のネコである。

一人でお出かけする漫画、確かにツッコミ役のネコは偉大な発明だな。

 

出かけ親 (1) (ビッグコミックススペシャル)

出かけ親 (1) (ビッグコミックススペシャル)