気になってた本が文庫になったので。あんこに携わる人は皆善人みたいな気持ちになる。おいしいあんこ食べたい。和菓子屋さんだけでなく、大好きな蕎麦屋、松翁のそばがきまで紹介されてて油断できない。
内容はしっかりしてるのに、適度に肩の力が抜けててユーモアもあっていい本。宮脇先生すてき。翻訳、やっぱりちゃんと勉強したいなーと思いつつ、最後の方で時代考証の大切さも出てきて、奥深さも思い知った。
アンケートハガキに「姉妹社版サザエさんが復刊されたら購入しますか?」という文言を発見。復刊の企画があるのかな。私は古本で揃えちゃったから復刊しても購入はしないと思うけど、でも是非復刊されて欲しい。そしてお医者さんの待合室に置かれて欲しい。
8/1が誕生日でもうすぐなんだけど、A君が8月生まれで、8/1のふたりの描写で話が進んでいくのがちょっと嬉しかった。
紀行文は書くことありきだと旅行中もそのことが頭を離れなくてなんだし、でも書かないと後から記録を残しておけばよかったなー、でも紀行文は直後に集中して書かないとだめだからな、みたいなことをあとがきで書いてらして、そう思うと、残されてる紀行文のありがたさよ。