施川ユウキ「バーナード嬢曰く。」1

読書好きな人と知り合って勧めてもらった漫画。高校の図書室には個人的にいい思い出があるのを思い出しながら読んだ。

 

バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス)
 

 

 

オカヤイヅミ「おあとがよろしいようで」

いろんな作家に、死ぬ前に何が食べたいかを聞くまんが。死生観と食べ物への思いと両方聞けて面白い。あと作家っていう人種が面白い。私は、海苔を巻いたおにぎり(鮭と梅干し)とぬか漬けと緑茶かな。味噌汁でもいいけど当たり外れが激しいしな。

おあとがよろしいようで

おあとがよろしいようで

 

 

宮部みゆき「希望荘」

年末年始に読むのにぴったりな分厚さだなうししと思って買って、帰省先でいざ読み始めたら、まさかの短編集でびっくりした。えーこのシリーズ、今まで長編だったじゃんかー。とはいえ、やもめの私立探偵となった杉村さんの新しいフェイズ、それはそれで面白かった。

希望荘

希望荘

 

 

杉江松恋/ 藤田香織「東海道でしょう!」

旅行エッセイが好きだし、藤田さんの読書日記ものが好きなので、これもと思って読んでみたのだけど、そういえば、どうにも苦手な旅行エッセイの部類があって、それは編集者と一緒に移動するやつ。手配の苦労もないのでいいとこどりみたいで楽しめない。今回のはそもそも著者二人の他の同行者がやたら多く、そのため食事も大人数で入れるような無難なお店が多く(なんならファミレスとか)、興がそがれる。ただただ歩くことだけに集中させられてるので、だいたいの話は辛い苦しいばかりになってしまうし、なんだかなーと思いつつ読んだ。

東海道でしょう!

東海道でしょう!

 

 

植本一子「かなわない」

以前に新潟の北書店で買った自費出版の「かなわない」は、結婚していながら好きな人ができたって話で戸惑いながら読んだけど、この書籍版は地震とか子育ての様子も入ってて、でもずっとしんどくて、なんでこんなにしんどい思いしながら読まなきゃいけないんだろうと思いつつ、結局読んでしまう。人の日記ってなんでこんなに強いんだろう。しんどいなあと思いつつ、また次の本も読んでしまうんだろうな。

かなわない

かなわない

 

 

みうらじゅん「『ない仕事』の作り方」

ニッチなことをし続けてると思ったら、ゆるキャラとか仏像とかメインストリームな仕事になってたり、みうらさん侮り難いことこの上なしだな。スライドショーが映画化ってびっくりするようなことが現実になってるけど、せいこうさんが映画関連のインタビューの中で、試写の後みうらさんが「あのときにあのシーンがあるはずだから、あそこにいれるとよくなるはず」とかばっちり指摘してきて、その指示の的確さや記憶力に驚いたって話があって、みうらさんのこと一気に見直してる。そのあたりが「ない仕事」を形にする秘訣なんだろうな。

 

岸政彦/雨宮まみ「愛と欲望の雑談」

なんだか、いろんなことの答え合わせのようになってしまって。

愛と欲望の雑談 (コーヒーと一冊)

愛と欲望の雑談 (コーヒーと一冊)