読書好きな人と知り合って勧めてもらった漫画。高校の図書室には個人的にいい思い出があるのを思い出しながら読んだ。
読書好きな人と知り合って勧めてもらった漫画。高校の図書室には個人的にいい思い出があるのを思い出しながら読んだ。
いろんな作家に、死ぬ前に何が食べたいかを聞くまんが。死生観と食べ物への思いと両方聞けて面白い。あと作家っていう人種が面白い。私は、海苔を巻いたおにぎり(鮭と梅干し)とぬか漬けと緑茶かな。味噌汁でもいいけど当たり外れが激しいしな。
年末年始に読むのにぴったりな分厚さだなうししと思って買って、帰省先でいざ読み始めたら、まさかの短編集でびっくりした。えーこのシリーズ、今まで長編だったじゃんかー。とはいえ、やもめの私立探偵となった杉村さんの新しいフェイズ、それはそれで面白かった。
旅行エッセイが好きだし、藤田さんの読書日記ものが好きなので、これもと思って読んでみたのだけど、そういえば、どうにも苦手な旅行エッセイの部類があって、それは編集者と一緒に移動するやつ。手配の苦労もないのでいいとこどりみたいで楽しめない。今回のはそもそも著者二人の他の同行者がやたら多く、そのため食事も大人数で入れるような無難なお店が多く(なんならファミレスとか)、興がそがれる。ただただ歩くことだけに集中させられてるので、だいたいの話は辛い苦しいばかりになってしまうし、なんだかなーと思いつつ読んだ。
ニッチなことをし続けてると思ったら、ゆるキャラとか仏像とかメインストリームな仕事になってたり、みうらさん侮り難いことこの上なしだな。スライドショーが映画化ってびっくりするようなことが現実になってるけど、せいこうさんが映画関連のインタビューの中で、試写の後みうらさんが「あのときにあのシーンがあるはずだから、あそこにいれるとよくなるはず」とかばっちり指摘してきて、その指示の的確さや記憶力に驚いたって話があって、みうらさんのこと一気に見直してる。そのあたりが「ない仕事」を形にする秘訣なんだろうな。
なんだか、いろんなことの答え合わせのようになってしまって。